セネガルの大統領

先週はアフリカを代表するミュージシャンユッスー・ンドゥールが母国セネガルの大統領選に出馬することが話題となっていました。そこで思い出したのが以前の記事で紹介したティケン・ジャー・ファコリのこと。ファコリは現在セネガルに出入国禁止になっているのですが、そのきっかけとなったのが85歳で三期目を目指すアブドゥライ・ワッド大統領だったのです。

当時の報道によるとファコリは2007年12月にセネガルで行ったコンサート中に、ワッド大統領に対して「祖国を愛しているのなら権力を手放す」ように発言。またREMラジオ(ユッスー・ンドゥールが所有するラジオ局)を通じても、大統領に対して「権力から家族を遠ざけ、透明性のある政府にする」ことを求めました。これをセネガル当局が「騒々しく、横柄で、失礼だ」とみなし、「好ましくない人物」として出入国を禁止する決定を下したとのこと。

こちらがセネガルを離れる前に行ったコンサートの様子。歌っているのは名曲『Ouvrez Les Frontières(国境を開け)」です。

それで気になっていろいろ調べていたら、ユッスー・ンドゥールが大統領選出馬について語ったインタビューが見つかったので、ご紹介しておきます。このインタビューは2010年5月に行われたものなので、彼の出馬についてはかなり前から噂されていたようですね。

アフリカの「ボブ・マーリー」の政治教室
ユッスー・ンドゥールは新譜でレゲエを始めた

一国の大統領となる可能性があるアーティストを前にして、音楽に関する質問だけにとどめるのは容易いことではない。大統領候補と噂されているセネガル出身ユッスー・ンドゥールは、昨日マドリッドでその疑問については一蹴した。「個人的には2012年の選挙に立候補する気はないが、極めて積極的に関わっていくつもりだ。私は全政党に政策綱領を求めて、各リーダーと会って話をし、最終的に誰を支持するか決めようと思っている」。

レゲエとボブ・マーリーへのオマージュである新アルバム『Dakar-Kingston (Universal)』を発表するためにマドリッドに来たンドゥールは、自国の政治家たちにかなり腹を立てていた。「彼らが唯一望んでいるのは、権力を維持することだけ。そのためなら、可能なことはなんでもやる。憲法の改正すら。私たちは政治家を信じて、彼らに権力を与えてきたが、今となっては彼らのせいで私たちは未来を見通すことができないでいる」とミュージシャンは不満を口にした。

キングストンのタフゴング・スタジオでレコーディングされた新作は、「奴隷とともにアフリカを去って、現在そのルーツに帰ってきた」ジャンル、レゲエに捧げられている。一つの目標とみなすミュージシャンに対するンドゥールからのオマージュ『マーリー』で始まる。「ポピュラー音楽の初の発展途上国出身スターだった。第三世界の声に世界中が耳を傾けることが可能であることを示した。マーリーがジャマイカで果たした役割を、アフリカで現在私が行うことも可能だろう。彼と比較されるのは名誉なことだ」と認めた。

セネガルにおけるシンボルと考えれれるユッスー・ンドゥールは、人々は主に地元の音楽を聴く祖国では、このアルバムが新しいものとして受け取られると考えている。「音楽は私たちの一部で、社会において非常に重要な役割を有している。人々は音楽を自分のものとして、自分の所有物の一部だと感じる。だからこそ、それを分かち合ったり、不法なダウンロードが行われたりする」と指摘し、この機会を利用してレコード会社を批判(「どうして彼らは新しいビジネスモデルを築くためにしっかりとしたアイデアを出さないのか不思議でしょうがない」)し、。「CDの売り上げがコンサートの売り上げに取って変わっている。真の音楽が戻って来た」とライブの隆盛を祝福した。

ンバラという独特のリズムの発明者は、フラメンコとアフリカ音楽がとても近いものだと考えている。「ほとんど同じだと言ってもいい。フラメンコを演奏する若者とアフリカ音楽を演奏する若者の間のコラボがだんだん増えているのは嬉しいことだ。ンドゥールは、撮影が終わった彼の人生についてのドキュメンタリーについて「重要なことは宗教だと語っているものだ。とりわけイスラム教とそのメッセージである寛容さについてね」とコメントした。

2010.05.05 Las lecciones políticas del ‘Marley’ africano

Marley was a young soul who throwed it away

He showed the world the route to reggae

One love no woman no cry

Stand up Africa unite

The Rasta man he was a really good man

Give thanks to the one who gave the world Marley

Give thanks to the one who gave us Bob Marley…

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