中央選挙委員会が21日以降のキャンプは、選挙日前日から選挙当日の選挙活動を禁止した選挙法違反にあたるとしたものの、憲法裁判所がキャンプの禁止は集会の自由を侵害することになるという見解を示します。最終的にサパテロ政権はキャンプに介入しないことを決断しました。

昨夜20日の夜に行われた全体会議には5000人以上が集まり、その状況は広場の様子を生中継するUstreamを通じて配信されました。

彼らは何を求めて、広場に集まっているのでしょうか。AcampadaBCNのサイトに掲載されている宣言を日本語に訳しました。

Declaración de principiosーバルセロナ・キャンプ原則宣言

私たちは自由意志で自発的にここにやってきました。5月15日のデモの後、尊厳のための闘いにおいて、このまま共にいて、徐々に人数を増やしていくことを決めました。私たちは、いかなる政党や組織を代表するものではありません。また私たちを代表するものもいません。

不公平さがもたらす不安定な雇用に脅かされる生活に対する不快感が、私たちを団結させています。しかし、とりわけ変化を求める思いが私たちを結びつけているのです。私たちがここにいるのは、経済的、政治的な利益よりも生活を優先する新しい社会が欲しいからです。私たちは資本主義経済に踏みつけられているように感じています。そして、私たちを代表していない現在の政治システムから疎外されているように感じています。私たちは根底から社会を変革することに賭けています。とりわけ、社会自身がこの変化の主人公となることに賭けているのです。

彼らは私たちが眠っていると思っていたようです。抵抗なしに私たちの権利を減らしていくことができると思っていたのです。彼らは間違っていました。だから、すべての人が享受するにふさわしい生活を求めて、平和的に、しかし断固として、私たちは闘っています。これからも闘い続けていきます。

私たちは、カイロ、アイスランド、マドリッドから学びました。今こそ、この闘いが広がり言葉になるときなのです。

こうして生まれたキャンプの選挙前日21日土曜日の様子をご紹介します。

こちらが広場内の案内図。広場の中では活動、資材、国際、広報、教育、保健、コンテンツ、調理、拡大と計8つの委員会に分かれて活動を行っています。仮設トイレもありました。

コンテンツ委員会のブースの一つで、誰もが自分の提案をノートに記入できます。

こちらは活動に対する支援の署名を集めるブース。

調理委員会は食事の準備を担当。材料は全て寄付で賄われていて、足りないものがあるとTwitterで呼びかけます。

こうして食事や飲み物を無料で提供。

子供向けのワークショップやディベートなど様々な活動が行われていました。

幅広い世代の人々が集まっていて、とても抗議集会とは思えない和やかな雰囲気。

広場は様々なメッセージで埋め尽くされていました。

『最初の一歩は選挙法の改革』

このフレーズが象徴しているように、彼らが問題にしているのは、議会制民主主義の理想とされてきた二大政党制です。今回の選挙では、長引く不況や20パーセント(若者に限ると40パーセント)を越える失業率に対して、有効な手を打てない現政権PSOEへの支持が急落したため、アスナールの下で2004年まで政権を取ってきた最大野党PPが大勝すると予想されていました。

この状況に異議を申し立てるために、彼らは立ち上がったのです。PSOEには失望しているけれども、PPに戻ったところで状況が良くなるとも思えない。どちらの政党も自分たちの意見を代表していると思えないのに、どうして二者択一で選ばなければいけないのか? 果たしてこれが真の民主主義と言えるのか? これが彼らがつきつけている問題なのです。

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