昨日5月28日バルサのチャンピオンズ・リーグの決勝戦当日を、バルサ・サポーターは複雑な心境で迎えていたようです。というのも、当局は直接言及していなかったものの、前日の『清掃』がバルサの試合のためというのは周知の事実でした。バルサ・サポーターの中にも、社会的抗議活動よりもサッカーの試合を重視する当局の姿勢に首を傾げたり、バルサを弾圧の口実に使うなと思った人が多かったようです。妙な緊迫間の中で試合開始の時刻を迎えます。

そして、バルサの勝利。

(El Periodico紙より)

果たして、フェリプ・プッチの懸念は当たるのか? カタルーニャ広場の様子が気になったので、バルサの勝利をTVで確認後、広場に向かってみると…。

広場付近は昨日より広範囲に渡って通行止めになっていました。

試合終了から30分も経っていないというのに、カナレタがあるランブラス通りにはすでに人だかりが。

大変な騒ぎになっていました。

カナレタによじ上る人々。

まるでカナレタの方に吸い込まれるように、四方八方から人がやって来ます。花火がそこかしこで上がって煙に包まれるランブラス通り周辺。バルセロナに住んでいるもののサッカーに興味がなく、バルサの勝利のときにカナレタに来たのは今回が初めてだったので、普段との比較のしようがないのですが、ランブラス通りはもの凄い状況になっていました。

一方、そこから数十メートルのところにあるカタルーニャ広場の方はというと…。

穏やかな空気が流れています。

いつもの通りのキャンプ風景。

修復されたブースに立ち寄るバルサ・サポーターの姿も目にしました。

結局、いつものことですが4万6000人程集まったバルサ・サポーターの一部と州警察の間に衝突があり、20人程の逮捕者が出たものの、危惧されていたサポーターとキャンプの間にいざこざが起こることはなく、プッチの懸念は杞憂に終わりました。

『内務大臣殿(プッチのこと)、あなたの政策のおかげで、私たちは今以前よりもずっと強くなりました…』

そして今日5月29日は、フランス人歌手ジョルジュ・ブラッセンのカバーで有名なプロテスト・ソングの大御所パコ・イバニェスが広場で歌いました。ちなみに、ラモン・チャオの初期の代表作の一つがブラッセンの伝記です。

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