今月末11月30日土曜日18時からおなじみの新宿三丁目カフェ・ラバンデリア『もうひとつの道はある:雇用と社会福祉のための提案』の出版記念イベントが開催されることになりました。

今回は翻訳者の一人として私も参加して、本書やスペインのATTACについてお話するとともに、原書の出版から2年がたった現在のスペインの状況も報告します。

このところ、欧州での右傾化やファシズムの高まりを指摘する報道を目にすることが多くなりました。そういった側面があることは否定しませんが、少なくともスペインにおいては反対方向への動きも活発になっています。

例えば、二大政党の一つPSOE労働社会党は、先週政策会議の後に「左への旋回」を宣言しました。これは、立ち退き問題に対処するために銀行所有下の空き住居の接収や、無収入者や社会手当受給者に対して最低限の水(100L/日)と電気(1400W/年)の無料提供を決めたアンダルシア州政府が実践しているように、明確な左派路線で支持が上昇しているIU連合左派から票を取り戻すためです。

また、ファシズムのような排外主義ではなく、連帯によって危機を乗り越える試みも増えています。こうした動きは、常々、ブログで記事にしようと思っているのですが、なかなか時間がとれないのが現状なので、この機会にまとめてご紹介しようと思っています。

以下、イベント紹介文を転載します。

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【11・30】HAY ALTERNATIVAS!もうひとつの道はある出版記念 BAR de ATTAC

2013年11月30日(土)18:00~20:00 カフェ・ラバンデリア(地図 http://cafelavanderia.blogspot.jp/search/label/MAP ) ※ワンドリンク以上のオーダーをお願いします。 素敵なメニュー http://cafelavanderia.blogspot.jp/search/label/MENU 『HAY ALTERNATIVAS - Propuestas para crear empleo y bienestar social en Espana』(邦訳名『もうひとつの道はある:スペインで雇用と福祉政策を実現するための提案』)がついに出版されました! 訳者のひとり、海老原弘子さんは「訳者あとがき」でこうつづっています。 「2011年5月15日『今すぐ真の民主主義を!私たちは政治家や銀行家の手中にある商品ではない』というスローガンのもと、スペイン全土58都市で約13万人が参加したデモは、経済危機への処方箋として押し進められる緊縮政策に対する抗議であると同時に、金融権力に乗っ取られて、新自由主義を推し進める道具となり果てた議会制民主主義に対する批判でした。そして、この抗議活動は、デモが『広場の占拠』という独特の抗議方法として拡大したことと、それに対する警察の強制排除が起こったことで、国外からも注目を集めることになりました。」 「新自由主義陣営の言い訳はいつも同じで、『オルタナティブはない』。本書はこの主張に真っ向から反論して、『オルタナティブはある』ということを示すために書かれました。……『オルタナティブはある』と断言するナバロ、トーレス、ガルソンの確信と希望に溢れるメッセージを、本書を通じて一人でも多くの読者の方と共有できたら、訳者の一人としては嬉しい限りです。」(「訳者あとがき」より) ・・・ということで、おなじみ「カフェ・ラバンデリア」さんをお借りして、海老原さんと喜びを共有する出版記念カフェをやります。 ★『もうひとつの道はある』を紹介した海老原さんのブログ記事はこちら。 https://ramonbook.wordpress.com/2013/10/17/hay-alternativas-a-japon/ ★瞠目の訳者あとがきも必見です! https://ramonbook.wordpress.com/nota-de-traductor/

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