13O―私たちの借金ではない!

13OことCassolada Global世界一斉カセロラダ&デモ行進は、これといった問題もなく無事に終了。オルターメディアのDirectaによると参加者は約7500人とのことです。

バルセロナではLa Setmana D’Acció Global contra el Deutes債務に反対する世界行動週間として、10月5日から市民監査の先進国ブラジルとエクアドルからゲストを招いた勉強会など様々な企画が行われていて、今回のカセロラダ&デモはその中の一つでもありました。そのスローガンは「No devem, no paguem! 私たちの借金ではないから、払わない!」。

バルセロナの各地区からデモ隊が出発して、合流しながら18時にカタルーニャ広場を目指します。まずは、カタルーニャ広場でカセロラーダ。バルセロナの中心に音が鳴り響きます。

二匹のPIGSを発見しました。首相ラホイとカタルーニャ州大統領マス。『福祉国家」と書かれたノコギリを手にしたラホイの腕にはドイツの国旗。

そして、抗議活動にはかかせないパーカッション部隊。

この後デモ行進に出発。今日のルートはカタルーニャ広場を出発して、グラシア大通りを進み、Delegació del Govern州政府支所、カタルーニャ州の政権与党CiU集中と統一党本部前で抗議を行い、欧州連合本部を目指します。

欧州連合本部を目前にしたところで、デモ隊が足を止めたのがDeutsche Bankドイツ銀行。この建物はグラシアとディアゴナルという二つの大通りが交わるところにあるので、デモのためにこの二つの通りが完全に封鎖されました。

そして、いよいよ最終目的地EU欧州共同体本部へ向かって出発。

横道ではデモの人数の割には多すぎる州警察の車輛が待機中でしたが、デモ隊の移動に合せて動き始めました。

こうしてEU本部到着。

後ろに見えるのは、ガウディの代表的建築物の一つLa Pedrera石切り場ことカサ・ミラです。

EU本部がちょうどカサミラの向かいにあるので、まるでカサミラがデモ隊に包囲されたみたい。

最後の演説では不当債務に関してギリシャ、ポルトガルと共に闘っていくということが述べられました。こうして、無事に13O終了。

最後に、今回のマニフェストの冒頭部分をご紹介しておきます。

MANIFEST No devem, no paguem, de nosaltres depèn!―マニフェスト 私たちに借金ではないし、払わない、それは私たち次第だ!

ここ数ヶ月で危機と呼ばれるものが私たちの生活に与える衝撃は厳しさを増しているが、政治家階級はこの問題に対して行動する意思も能力も示していない。それだから、私たちは自分たちの政策を作成し、主導権を握り、彼らが危機と呼ぶこの巨大な詐欺を支える債務のメカニズムを暴き、そしてここに宣言する。

この債務は公的なものでも合法的なものでもない

債務危機は、欧州の民衆に深刻な影響を与え始めたのは2008年以降であるものの、北の国々だけにある世襲財産ではない。何十年も前から債務は 強奪と服従のメカニズムとして用いられ、国家から主権を剥奪して金融の奴隷とするための手段である。

人々の役に立つものであるはずの債務は、 その役割から遠く離れ、金融と民間企業の権力の利益への融資に当てられた。その利益は決して社会のものとはならなかった。にもかかわらず、その損失が社会のものになるだけではなく、実質的にはその全てが民衆の背中にのしかかっているのを私たちは目にしている。そう、私たちに!

私たちには『危機』(それは詐欺だ)について共同責任があり、それは私たちが身の丈以上の暮らしをしたからだと言われる。しかしながら、その責任は同じではないし、同じ必要性を満たすために生じたものでもなかった。つまり、家庭の負債は債務全体のたった20パーセントに過ぎず、主に主住居の取得(国家によって保障された憲法上の権利とされている)に当てられた。一方で、全債務の60パーセント以上が銀行と大企業(特に建設業)の責任であり、経済的利益を得る活動を行うために生じたものだ。事実は1パーセントが99パーセントの人々の身の丈を越える生活をしたことなのだ。そして、大量の立ち退き、労働や社会的権利、さらには市民的権利のカット。債権者の投資を回収するという病的な必要性を満たすために、市民に対する継続的な略奪である。あなたたちが賭けをして、あなたたちが負けたのだ。私たちに借金はないし、払わない。

民衆のためのサービスを促進するためではなく、この詐欺に責任がある人々の過ちのツケを払うために当てられた債務は不当な債務であり、市民によって支払われるべきではない。

どうしてチャベスは?―ベネズエラ大統領選を巡って

二日後に控えたベネズエラの選挙を巡ってマスコミの偏向報道が過熱していることを受けて、昨日10月5日イグナシオ・ラモネ氏とフランスの左翼党の共同党首メランション氏が、現状を告発する共同の記事をスペイン語メディアに発表しました。

この状況を日本の人々にも伝えたいというラモネ氏の意向を受けて、その記事の翻訳を行いました。以下がその記事の全訳です。反チャベスキャンペーンの顔である対立候補については、今回の選挙に関するラモネ氏のル・モンド・ディプロマティク社説を参照ください。

どうしてチャベスは?

ジャン=リュック・メランション(左翼党共同党首、欧州議員)

イグナシオ・ラモネ(Mémoire des luttes代表、ATTAC名誉代表)

 ウーゴ ・チャベスは確実に、世界で最も誹謗中傷されている国家元首だ。10月7日大統領選が近づくに連れ、そうした誹謗中傷はますます目も当てられないものになっている。カラカスだけでなく、フランスや他の国々においても。チャベス再選という見通し(アンケートによると確実なようだ)を前に、自暴自棄になったボリバル革命に反対する者たちが実証している。

政治的指導者は行動で評価されるべきであって、彼への反対に誘導された噂で評価されるべきではない。候補者は選出されるために公約を行う。選出されて、それを実行する者は少ないが。当初からチャベスの選挙公約は極めて明解だった。貧しい人々、つまりあの時点ではベネズエラの人々の大多数の利益のために働くこと。そして、約束を守った。

それだからこそ、ベネスエラの人々が投票する準備を整えた今は、今回の選挙において本当の意味で何が賭けの対象になっているのか思い出すときだ。ベネズエラは地下にある巨万の埋蔵物、とりわけ炭化水素によって非常に豊かな国である。しかし、こうした富はほとんど全て、政治的エリートと多国籍企業によって独占されてきた。1999年まで一般庶民はわずかな残りかすしか受け取ってなかった。キリスト教民主、あるいは社会民主と変わる政権はどれも、市場に服従し汚職にまみれで、無差別に民営化を行った。ベネズエラの人々の半数以上が貧困ライン以下で暮らしていた(1999年において70.8パーセント)。

チャベスは政治的意思を優位に立たせた。市場を手なずけて新自由主義の攻撃を抑え、後には国民の合意によって経済の戦略的分野の国有化を行った。国家主権を回復したのだ。これによって、公的サービスや忘れ去られた人々のために富の再分配に取りかかった。

社会政策、公的投資、国有化、農業改革、ほぼ完全雇用、最低賃金、環境上の急務、住居や医療、教育、年金を得る権利など…。チャベスはまた、近代的な国家の建設にも尽力した。国土の整備という野心的な政策に着手したのだ。道路、鉄道、港、ダム、ガスや石油のパイプライン。

外交に関しては、ラテンアメリア統合に賭け、南と南の軸という恩恵を施すと同時に、米国に相互尊重に基づく関係を課した…。ベネズエラの推進力はラテンアメリカにおいて、まさしく進歩的な改革の波を巻き起こし、この大陸を模範とすべき孤島、新自由主義の破壊に対抗して蜂起する左派の抵抗の孤島へと変えた。

こうした変革のハリケーンは伝統的な権力構造をひっくり返し、当時までは階級制、垂直的でエリート主義であった社会の再構築をもたらした。これは、自分たちが正当な世界の支配者であると確信している支配階級の憎しみを解き放っただけではない。こうしたブルジョワ階級がワシントンという保護者の友人とともに、反チャベスの誹謗中傷大キャンペーンに資金を提供してきたのだ。彼らは自分たちが所有する巨大メディアと同盟して、2002年4月11日に国家クーデターを組織するに至った。

今日もこうしたキャンペーンは継続しており、欧州の一部の政治家やメディアはそれに口をそろえて賛同する役割を担っている。残念なことだが、繰り返しを真実であることの証明であるかのように受け取って、素朴な人々はウーゴ・チャベスが『表現の自由のない独裁政権』と化しつつあると信じてしまうのだ。

しかしながら、事実とは頑固なものである。民主主義の限界を縮小する代わりに拡大する『独裁政権』を見たことがある人がいるか?  そして、それまで疎外されていた何百万という人々に投票権を与えるのは? かつてベネズエラにおいて選挙は4年毎に行われるだけであったが、チャベスは国連、欧州共同体、米州機構、カーターセンター(The Carter Center)などが認めた民主的に合法な状況において一年に一回以上(13年で14回)選挙を行っている。

チャベスが示しているのは、自由で民主的な社会主義を構築できることだ。そして、その民主主義的な特質を社会変革プロセスのための条件の一つに変えることまでも。チャベスは2007年に国民投票で有権者が拒否した憲法改正を断念して、国民の意見に対する尊重を示した。カナダのFAD(Foundation for Democratic Advancementが、2011年に発表した研究において、当時のベネズエラを選挙おける公正さを敬う国の第一位にしたことは偶然ではない。[1]

ウーゴ・チャベス政権は、予算の43.2パーセントを社会政策に費やしている。その結果は次の通りだ。幼児死亡率は半分になった。文盲は根絶した。教員の数は5倍となった(6万5000人から35万人へ)。ベネズエラは、ラテンアメリカで最良のジニ係数(格差を計る)を示している。ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(CEPAL、国連の機関の一つ )は2012年1月の報告書において、ベネズエラはエクアドルとともに、1996年から2010年の間に最大の貧困率低下を達成した南米の国であると定めている。最後に北米の調査期間Gallupは、ウーゴ・チャベスの国を『世界で最も幸福な』国民の第六位に位置づけている。[2]

現在の誹謗中傷キャンペーンにおいて最も許せないのは、ベネズエラにおける表現の自由を制限しようとしていることだ。実際のところ、チャベスと敵対関係にある民間セクターがマスコミを広範に支配している。どれも検証できる。111あるテレビチャンネルのうち61 が民放、37が共同体の所有、13が公共放送となっている。視聴率は公共放送が5.4パーセントを超えない一方で、民放は61パーセントを上回る…。[3] ラジオ放送についても状況は同じだ。出版物の80パーセントは反対派の手中にあり、最も影響力の二大新聞エル・ウニベルサルとエル・ナショナルは政府に敵対している。

もちろん、ボリビア主義のベネズエラにも完璧なものなどない。―どこに完璧な政権が存在しているというのか? だからといって、その嘘と憎しみのキャンペーンは正当化できるものはない。ベルリンの壁が崩壊し、まるで人類にとって唯一の領域であるかのように『歴史の終わり』や『文明の衝突』と預言した人もいたときに、ラテンアメリカにおいて9カ国の少数支配の政権を追い払った民主主義の波という槍の先が、新しいベネズエラなのだ。ボリバル主義のベネズエラは、盲目的でもなく無邪気にでもなく、私たちが養分を得るインスピレーションの源である。ただし、 誇りを持ってバリケードの善の側に立ち、米国の悪の帝国と彼らが有するしっかりと保護された近東のショーウインドー、どこであろうとお金と特権が君臨する場所に対する打撃を温存することに、誇りを持って。どうしてチャベスは敵対する人々にこれほどの恨みを呼び起こすのだろうか? ボリバルが行ったように、人々を諦めから解放できたからであることに疑いの余地はない。そして、彼は人々の不可能なことへ対する欲望をかき立てたのだ。

[1]ベネズエラは85点獲得。米国30点、カナダ26点…。 http://venezuelanalysis.com/news/6336

[3] Mark Weisbrot ・Tara Ruttenberg著« Television in Venezuela : Who Dominates the Media ? » (pdf), Center for Economic and Policy Research, Washington, D.C., 2010年12月

Ignacio Ramonet y Jean-Luc Mélenchon-¿Por qué Chávez?

10/7(日) attacカフェで報告します

今週日曜日7日15時からおなじみの新宿三丁目カフェ・ラバンデリアでAttac Japan主催の『アセンブレアでattacカフェ~IMF/世銀のない世界は可能だ!その3~』が行われます。こちらにSkypeでバルセロナから参加して、現在のスペインの状況を報告することになりました。2000年代のオルタグローバリゼーションとの関係や、現在翻訳中の『もう一つの道はある』、また独立問題で注目を集めるカタルーニャの状況についてもお話したいと思っています。

2012-10-07[sun]

Asamblea de attac Cafe – アセンブレアでattacカフェ

~IMF/世銀のない世界は可能だ!その3~

Que se joda la Torika! くたばれトロイカ!

エビハラヒロコ~スペイン・バルセロナからの報告

日時 2012年10月7日(日)15:00~17:00

場所 Cafe Lavanderia

   東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1F

地図 http://cafelavanderia.blogspot.jp/search/label/MAP

No Pasaran! やつらを通すな!

No queremos ni la Toroika ni la FMI ni el Banco Mundial!! トロイカもIMFも世銀もいらない!!

Lo que queremos es la Democracia!! 私たちが望むものは民主主義だ!!

財政危機に直面するスペインでは、EUへの支援要請の条件である緊縮財政を盛り込んだ予算案を巡り、大きな反対のデモが繰り広げられています。スペインの危機は「金融危機ではなく金融詐欺だ!」とも言われています。

緊縮財政や労働規制緩和、民営化など、EUからの支援を受けるための条件策定と実施状況の監視はEU、欧州中央銀行、そしてIMFの「トロイカ」が行います。「トロイカ」の管理下にあるギリシャやポルトガルでは厳しい緊縮財政と労働規制の緩和に対して「トロイカは出て行け!」という抗議の声が国会におしよせて街頭を圧倒しています。ポルトガルではトロイカが押し付ける社会保障費費用の労働者負担の増加を撤回させています。

日本では、労働規制緩和のお手本としてスペインやイタリアの解雇規制緩和が取り上げられており「規制緩和をしなければスペインのようになる」など言われていますが、緩和をすればスペインやギリシャのようになる、というのが本当のところでしょう。庶民から取り上げて金持ちに回す消費増税や一層の金融緩和など、攻撃の性格は同じです。

今回のattac Night CafeはAsamblea de attac Night Cafeと称して、抵抗の新しいスタイルを提示した昨年5月15日の広場占拠闘争からつづく動きを伝えてきたスペイン・バルセロナのエビハラヒロコさんとつないでおくります。IMFや世界銀行などグローバル金融資本主義の世界とは違うあり方を示したattacスペインのトーレスさんら三人の共著『もう一つの道はある』の内容についても触れる予定です。

29S –PIGSの反乱

昨日9月29日は「Los PIGS se rebelan, que se joda la Troika. No debemos, no pagamos−PIGSが反逆、くたばれTroika 私たちは借金していないし、払わない」というスローガンのもと、リスボン、ローマ、アテネ、マドリッドといわゆるPIGS各国の首都での抗議行動が呼びかけられていました。

マドリッドでは9月25日に続く国会包囲の抗議活動。25日の様子をまとめたこんな呼びかけビデオも制作されました。

まずは、ポルトガルのリズボンでコメルシオ広場がデモ参加者で埋め尽くされ…

@elindignado

数時間遅れて、マドリッドのネプチューノ広場も!!

(Directaより)

広場を埋め尽くしたスペインの人々の思いが詰まったマニフェストをご紹介しておきます。昨夜のネプチューン広場で読み上げられたものの全訳です。

Coordinadora #25sのマニフェスト

去る9月25日私たちは、トロイカと金融市場に乗っ取られた市民の主権を救い出すために、国会の包囲を呼びかけた。大部分の政党の同意と協力によって実施された占領だ。人々に恐怖を抱かせるための絶え間ない脅し、マスメディアによる操作や集中キャンペーンにもかかわらず、何万人という人々呼びかけに応えて、私たちに恐れておらず、団結していて、彼らが辞任して憲法改正手続きが開始されるまで止めるつもりはないことを、大きな声ではっきりと言った。

政府は殴打、工作、逮捕、無差別暴力、負傷者、あり得ないような警察隊の展開で私たちに応えた。しかしながら、それは敗北した。弾圧の映像は世界中を駆け巡り、私たちが示した組織力と伝達力によって、ラホイの国連訪問は完全に影に追いやられてしまった。25日の行為の合法性についての議論はまだ結論が出ておらず、現在スペイン社会はそれを話題にし、議論し、意見し、見解を持つ。私たちは大きな対話を始めた。そして、これこそが私たちが継続していきたいと考える道だ。

政府やマスメディアがどんなに私たちの要求を公の秩序の問題に転化しようとしても、権利を要求するために通りに出ることは政治を行うことであり、デモを行うことは政治を行うことであり、発言することは政治を行うことなのだ。

私たちは学び続けている。今日9月29日もうたくさんだと言い、ますます堪え難いものになりつつある現実にブレーキをかけることを望む何千人という人々で、通りは再び溢れた。さらに今日は私たちの兄弟姉妹、各国の議会を包囲しているポルトガル人、ギリシア人、イタリア人に付き添い、そして付き添われて外に出たのだ。豚 ( PIGS)は彼らであって、私たちは南欧だ。南欧のない欧州はありえない。

私たちは国会の包囲を続ける。社会運動が飛躍することを望み、市民の主権と力、つまり民主主義の回復を中心に据えたいと考えているからだ。この一年半の間に一体となること、集団として考え、行動することを学んだ。予想もしなかったような同盟を結びながら。街を占拠するありとあらゆる色の波。強制退去を阻止する近所の人たち、通りを封鎖する公務員…。今、私たちは複雑な経済や法律の概念を解読すること、自分たちと他の人々に気を配ること、もっと上手く伝えること、ネット上や広場における参加と議論の場や作業の場を運営することができる。権力の暴力的な愚かさを笑い飛ばすこと。それを前にしたとき、次第に私たちは逃走する代わりに耐え忍ぶようになった。私たちはかつての闘争の方法を拡大することを成し遂げ、下から近道なしに一歩一歩進めていきたいと考えるイニシアティブを実行してきた。少数の人々が決断する時代は終わったと私たちは信じているからだ。私たちから未来を奪おうとしている人々を前にして、私たちには私たちが望む社会を決めて構築するための手段もあるし集団の知性もあるからだ。私たちには必要なのは偽の仲介人ではなく、共同体の事項について全ての人々の政治的参加を積極的に促進する集団の資源と道具だからだ。

私たちは私たちを支配すると言う人々にNOを突きつけ、 彼らの借金を払えといった彼らの不公正な押しつけに私たちは服従せず、住居、教育、医療、雇用、民主主義への参加、年金といった集団の権利を護ると言うために国会の包囲を続けると言う。危機の責任者を処罰し、危機を誘発した放火魔たちが報酬を手にする代わりに裁かれるような訴訟を開始するために。

サパテロ政権もラホイ政権も私たちに耳を貸さなかった。どちらも絶対に実行しないと約束した措置を進めて、自分たちに投票した人々を裏切った。彼らは市民に従わず、それをする勇気も関心もない。ラホイ政権は私たちの役に立たないので、私たちはその辞任を要求する。

今日来年度国家の本予算案が提出された。この予算案は、市民が何の口出しもできずにPSOE社会労働党とPP国民党が行った憲法改正の結果である。この予算案は、共同体として危機から抜け出すことを可能にするために社会が必要とするものよりも、不当な債務の支払いにさらに多くの金額を向けている。この予算案は国民主権にとって、民主主義にとって恥ずべきものである。だからこそ、私たちはこれを阻止しなければならない。

私たちは国会で予算が審議されている新しい運動に訴えたいと思っている。私たちは彼らにNOと言うために、問いかけることない統治は終わったと言うためにこの先もここにいたいと思っている。

私たちはまた、犯罪扱いの停止、今だに拘束されている人々の解放、法治国家においては許されない措置によって侮辱され虐待された仲間たちが負わされた告発の撤回も要求する。そして、25日の警察の行動に関しての捜査を開始することを。

この数日間で、私たちにはできることがわかった。自らを組織すること、自分たちを伝えること、私たちのネットワークを使うこと、信用や冷静さ、集団の知性を吹き込むこと。だからこそ、私たちはあなたたちにCoordinadora25Sへの参加を提案する。ここマドリッドだけではなく、あらゆる場所で、このネットワークのあなたたち自身の結び目を組織すること、あなたたちが呼びかけを行う…など。彼らは私たちにもうわずかしか残っていない護るべきものを奪おうとしている。私たちはほとんど全てをこれから作り上げていかなければならない。

私たちに恐怖はない。

恥さらしな予算案。それを私たちは包囲する。

立ち去ってくれ。

もちろん、それは可能だ。

25S – 国会を占拠せよ

(©Juan Luis Sanchez)

現在21時半を回ったところですが、マドリッド国会前での抗議活動は継続中。警察との衝突もあり、負傷者や逮捕者も出ているようです。残念ながらマスメディアの報道は、またショッキングな映像が中心になりそうなので、この抗議活動の出発点についてまとめておきます。

1. 25-S の始まりは?

抗議活動の呼びかけ団体Plataforma En Pieは、 Democracia Real Yaのメンバーを中心にして今年の春に発足。 彼らはもっと強力な抗議活動を行う必要性を感じ、8月5日にマドリッドで開催された総会において、15M運動から生まれた様々なグループに支援を求めた。その最終目的は「国会と政府の解散」。当初の活動の名称が「Rodea y toma el Congreso 国会を包囲し占拠せよ」というものだったため、クーデターを連想させるなど反対意見も多かったが、行動内容を見直し穏健なものに変えたことで、より多くの人々の賛同を得た。

2. 今までの抗議活動と違う点は?

参加者は通りに出るだけにとどまらない。抗議活動の焦点が変わり、直接国会と議員に向けられている。その理由は、この一年半にスペインでは何度もデモが行われたにもかかわらず、政府がそれを無視していること。そこから、削減政策に対する抗議を一歩進め、市場が命じる法律を承認する国会がターゲットに選ばれた。また、選挙公約を反故にすることで有権者を裏切った政党に対する抗議でもある。

3.どうして抗議するのか?

  • 多くの政党の同意と協力のもとで、トロイカと金融市場に乗っ取られた国民の主権を救出すること。
  • 社会的平等と社会的正義という正しく具体的な要求に対して、目も耳も口も塞いでいる権力にNOを突きつける。
  • 債務の支払いという不公正な目的のための課税と削減に反対し、住宅、教育、医療、雇用、民主主義への参加、年金といった集団的権利を護る。

4. 何を要求しているのか?

  • 政府の総辞職と新憲法制定手続き。現政府の総辞職を通じて、集団的な決定が完全に有効となるような開かれた直接参加のシステムを保障する新たな憲法の制定手続きを開始する。
  • 危機の責任者の処罰。この危機を誘発した人々が無処罰で、報酬を手にするようなことがないように、彼らの責任者を追求する訴訟手続きを開始する。
  • 集団での危機からの脱出。マドリッド政府代表クリスティーナ・シフエンテなど抗議の呼びかけを極右グループと結びつける人々も多いが、彼らのマニフェストの中では明確にファシズムの拒絶が謳われている。

5. 「国会の包囲」は合法か?

刑法494条に国会召集中のデモの処罰が規定されているが、表現の自由が優先されるため、マドリッドの政府窓口はデモを許可した。

 (El huffington post紙『25-S rodea el Congreso: Siete claves de la marcha』とMas Publico紙『Ocho claves sobre ‘Rodea el Congreso’ 』を参照)

ちなみに、今回の抗議活動名ですが、主催団体はのロゴは「Ocupa el Congreso国会を占拠せよ」なのですが、マスメディアはほとんど「Rodea el Congreso国会を包囲せよ」を使用しているようですね。